2月9日 今春初うぐいす鳴きました‼ 毎年春は、うぐいすが連れて来ます。
この時期は、幼鳥なので鳴き方が下手で可愛いのです。
日ごとに上達する声を聞くのが楽しみです。
さて、今回はカネセン商店のある桜木町から歩いて行ける
観光穴場スポットをご紹介しましょう。
川沿いに、ニュー岡部さんを少し下ると階段で河原に降りられます。
ここは浅いので、夏にはお子さんを遊ばせるのにオススメです。
その階段の手前に、目立ちませんが室生犀星の詩碑があります。
小説家・詩人として名高い室生犀星も伊東に来た文人の一人です。
「 じんなら魚 」
伊豆伊東の温泉(いでゆ)に
じんならと言へる魚棲みけり。
けむり立つ湯のなかに
己れ冷たき身を泳がし
あさ日さす水面に出でて遊びけり。
人ありて問はばじんならは悲しと告げなむ。
己れ冷たく温泉(ゆ)はあつく
されど泳がねばならず
けぶり立つ温泉(いでゆ)のなかに棲みけり。
大正3年3月作ですが、前年に亡くした長男への思いと知れば せつないですね。
迅奈良(じんなら)とはこの辺りの呼び名で、コトヒキという魚のことです。
15センチ位の魚で、浮袋を使ってグーグーと音を出すのが「琴弾」の由来です。
川に温泉が流れ込むので、一年中水温が暖かい大川河口の汽水域に、
じんなら、ハゼ、ボラなど昔はたくさん居たそうです。
ボラは、「ひっかけ」という大きなイカリ型の針で釣ります。
水面に見えている魚めがけて投げ、文字通り引っ掛けて釣るのです。
格好の子供の遊び相手でした。名人と呼ばれた大人も居たそうですよ。
今、この辺りも整備されて散策するのに人気の場所です。
橋の下から近道の階段を通って、海岸側に出られます。
階段を上がれば、按針メモリアルパークです。
海をバックに絶好のフォトスポットですよ。