河津三郎の血塚と椎の木三本 (1) 

投稿者: | 21/04/15

 伊東領主の伊東祐親は、複雑な事情により従兄弟に当たる
工藤祐経(すけつね)と領地争いの問題を抱えていました。

 そのことで祐親を恨んだ工藤祐経は、巻狩りに紛れて
祐親と祐泰を暗殺するように家来二人に命じました。

巻狩り後、宴からの帰り道は大勢なので、かなりの間隔を
おいて狭い谷底の道を一騎づつ通ることになる。
 
家来は赤沢山の「椎の木三本」で待ち伏せし、
椎の大木に隠れて、祐親、祐泰親子を弓矢で狙ったのです。

椎の木三本
椎の木三本

今も椎の木三本があった場所に案内版があります。

案内版の絵図
案内版の絵図
「曾我物語はじまりの地椎の木三本」の解説文
「曾我物語はじまりの地椎の木三本」の解説文

椎の木三本のあった場所から見ると、血塚は 
はるか下の方になります。相当の腕前だったか?

遠くに見える大島
遠くに見える大島

「椎の木三本」から見えた大島です。

だいぶ高い場所なのが分かりますよね。

  この続きは次回に