珍しい淡黄緑色の鬱金桜(ウコンザクラ)です。
お隣の庭で、清楚な花を沢山咲かせています。
名前は香辛料のウコンに似た色からで別名「黄桜」
カッパのCMで有名な清酒「黄桜」はこの桜が由来とか。
さて、奥野の大巻狩りの余興として行われたのが相撲です。
狩りの後、酒宴たけなわの中で獲物自慢や力自慢の話から
若者同士の相撲大会になったのです。
やがて三十二人を倒す豪の者が現れます。
皆が尻込みする中、祐親の長男 祐泰(すけやす)が
挑み、相手に恥をかかせぬように控えめに勝ちます。
しかし相手が承知せず、再試合を望んだので
今度は、見事に勝って見せたと書かれています。
この奥野の相撲によって、河津三郎(祐泰)は
相撲中興の祖として「河津がけ」の名を残したのです。
昭和34年に河津三郎の菩提寺である東林寺で
「曾我兄弟父子遺跡復興祭」が行われ、
横綱 栃錦(春日野理事長)が土俵入りを披露したとのこと。
時津風理事長(双葉山)と初代朝潮・初代若乃花・栃錦
三横綱の名が入った相撲碑が今も東林寺にあります。
碑の横にある古い石段を登って行くと、河津三郎の墓と
その息子、曾我兄弟二人が並んで供養されています。