音無神社と頼朝のロマンス 

投稿者: | 21/03/11

   桜木町のホテル ニュー岡部さん前の橋を渡ると、
 すぐ右側に音無神社が見えます。
 
 ここは、若き日の頼朝が伊豆に流罪になっていた時
 伊東の領主、祐親(すけちか)の娘、八重姫
 逢瀬を重ねた場所です。

頼朝八重姫伝承の案内版
頼朝八重姫伝承の案内版
音無神社伝承絵巻の案内版
音無神社伝承絵巻の案内版
絵巻1
音無神社の祭神である豊玉姫命の見守る中、源頼朝と八重姫が出会う
絵巻2
頼朝と八重姫は、この音無の森で逢瀬を重ね
 やがて二人には千鶴丸が誕生する(絵巻解説)
絵巻3
 祐親は平家に はばかり,千鶴丸を稚児ヶ淵に沈めるが、
密かに遠方へ逃がしたとの説も伝わる(絵巻解説)
タブの木案内版
案内版
音無神社のタブの木
天然記念物のタブの木

また、地元では有名な奇祭「尻つみ祭」が行われます。
二人の密会にちなんで、神事は真っ暗な社殿の中で行われます。
 
一切口を開いてはならず、隣人にお神酒を回す時は
お尻をつねって合図します。

尻をつまむから、尻つみ祭。メインは「尻相撲大会」です。
 
タライ乗り競争に使われる木製タライの上で
子供から大人まで参加者が尻相撲で競い合うのです。

相撲の行司も居て、時には物言いも。

お囃子で始まり、「どどんがどん」の掛け声で尻を突き出し
落ちたら負け。毎年11月10日夕方から行われています。
境内には大勢の見物人で賑わいます。
 
音無神社は普段は静かな神社ですが、凝った竹細工で
ライトアップされていて、対岸から見ても綺麗ですよ。